CBDオイルのMLMは今後どうなる?伸びる?廃れる?

CBDオイルの流行と「MLM」ビジネスの現状
「また怪しい変な商材のMLMが出てきたな」これが私の正直な感想でした。大麻の成分をオイルにしたネットワークビジネスがはやり始めている、という情報を得た時、絶対にすぐにダメになるな、と思っていました。ですが、かつて「大麻の成分」というだけで避けられていたCBDですが、今では「科学的に認められた健康に良いもの」として、日本でも大きな市場になっています。
この背景には、世界的にルールがゆるくなったことや、将来への不安から健康や副業に関心を持つ人が増えたこと、そして「法律の隙間」を突いたビジネスの広がりがあります。
今後の見通しとリスク
今回のまとめでは、なぜCBDのMLMビジネスがこれほど流行したのか、その理由や注意点を詳しく解説します。
特に、2024年に新しくなった法律によって、2034年までにこの業界がどう変わっていくのか、専門的な視点から予測していきます
第1章:CBDオイルMLMはなぜ広がったのか?

日本でCBDオイルが紹介制のビジネス(ネットワークビジネス)を通じて一気に広がったのには、いくつかの理由が重なっています。
それは、長く続く景気の悪化や、世界的な病気の流行による不安、さらに「海外では認められている」という外からの影響が組み合わさって起きた、ある意味では避けられない流れだったと言えます。
1.1 なぜCBDオイルが選ばれたのか?
日本は昔から、働きすぎや心の疲れが大きな問題になっていました。特にここ数年の不安な社会状況で、「ぐっすり眠れない」「ストレスがたまる」という方が急増しています。
そんな中、植物由来のCBDが持つ「イライラを抑える」「体の痛みを和らげる」といった力が注目されました。
「自然なもの」で解決したいという思い
多くの人が、お薬やアルコールに頼りすぎず、「体に優しくて副作用の少ないもの」で元気になりたいと願っています。
CBDはまさにその願いにぴったりで、特にお年寄りの節々の痛みや不眠を助ける「最新のサプリメント」として受け入れられました。紹介制のビジネス(MLM)は、こうした「個人的な悩み」を「お友達同士の口コミ」で広める役割を果たしたのです。
1.2 副業のニーズとSNSリクルートの発展
お金の面から見ると、今の日本では「ずっと同じ会社で働けば安心」という時代が終わり、お給料もなかなか増えないため、多くの人が「本業以外のお小遣い稼ぎ」を探しています。
そんな中、紹介制のビジネス(MLM)は、ただ商品を売るだけでなく、「自由なお金を手に入れて、なりたい自分になれる」という魅力的な将来像を見せました。
さらに、スマホやSNSが当たり前になったことで、誰もがお友達に情報を伝えやすくなったことも追い風です。特に、毎日使う健康食品などは、一度気に入ってもらえればずっと買ってもらえるため、「自分が動かなくても入ってくる安定した収入」という考え方が、将来が不安な世代にとても魅力的に映ったのです。
1.3 法律が変わり、大手の参入も始まりました
世界的な組織(WHOなど)が「大麻の成分には健康に役立つ力がある」と認めたことで、世界中でルールがゆるやかになりました。これを受けて、日本でも長年守られてきた厳しい決まりが見直されることになったのです。
「大麻=怖い」から「正しく使うもの」へ
2024年12月に新しい法律(改正大麻取締法)がスタートし、医療の現場で大麻成分を使うことが認められました。これにより、これまで「怪しいもの」と思われがちだったCBD製品も、国が認める形で堂々と売買できるようになったのです。
この大きな変化をきっかけに、有名な大企業もこのビジネスに注目し始めました。紹介制のビジネス(MLM)を行う会社も、このチャンスを逃さず「今が一番の広めどき!」と熱心に宣伝し、市場を一気に盛り上げています。
第2章:日本のCBD MLM企業は何があるの?
日本でCBDの紹介制ビジネス(ネットワークビジネス)に関わっているのは、アメリカから来た大きな世界企業から、日本で新しく立ち上がった若い会社まで、実にさまざまです。
それぞれの会社が、「成分にこだわっています」「おトクな広め方があります」といった独自の工夫を凝らしており、一人でも多くのお客さんに選んでもらえるよう、激しい競争を続けています。
2.1 主要企業のご紹介

日本で活動している、主なCBD関連の会社とブランドについてまとめました。
| 企業名・ブランド名 | 主な拠点 | 事業概要と市場での立ち位置 | 特徴的な戦略・業績指標 |
| Sunderstorm (KANHA) | 米国カリフォルニア | 2024年5月に日本市場への参入を発表。 | 「超クリーンなTHCフリーCBD」を掲げ、医療・ウェルネス層をターゲットにする。 |
| CannaTech (キャナテック) | 日本国内 | CBDオイル、グミ、VAPE等の製造販売。 | 規制強化を見越し、CBD以外のサプリメントへ事業を多角化中。 |
| Zennoa (ゼンノア) | 米国ユタ / 日本 | スーパーフードとCBDを組み合わせたMLM展開。 | 以前から日本市場で活動。コアな会員層を持つが、サイト運営等に変動あり。 |
2.2 これからの市場はどうなる?(予測)
2025年: 日本での市場規模は、約3,500億円に達する見込みです。
2034年: さらに成長し、約6,300億円まで膨らむと予測されています。毎年着実にお金が動く、とても大きな市場になりそうです。
なぜこんなに伸びているの?
これは一時の流行ではありません。お年寄りの「体のあちこちの痛み」や、忙しい世代の「不眠」「心の疲れ」といった、切実な悩みを助けるために、どうしても必要とされているからです。
一方で、厳しいルール変更も
期待が高まる一方で、これまで人気だった成分(CBNなど)が、2026年6月から法律で厳しく制限(規制)されることも決まっています。このように、この業界はルールが新しくなるたびに、変化への対応が求められる大変な面も持っています。割を占めていたため、この規制による事業の縮小や転換を余儀なくされる事業者が続出しているのが現状である。
第3章:CBDオイルMLMの法律
CBD製品の販売、特にお友達を紹介して広める「紹介制ビジネス」には、法律に関する厳しいルールがあります。正しい知識がないまま活動すると、自分だけでなく周りにも迷惑をかけてしまう可能性があるため、注意が必要です。

3.1 大麻取締法および麻薬取締法
日本の法律で「CBDがOK」とされるルールは非常に厳しく、知らずに違反すると大変な犯罪になってしまいます。大切なポイントを半分ほどにまとめました。
「うっかり」では済まされない3つのルール
- 「まぜもの」は絶対ダメ! CBD製品に、幻覚を見せる成分(THC)が少しでも混じっていると、それは法律で「麻薬」と同じ扱いになります。実際に、気づかずに売られていた製品が「成分が入っていた」という理由で回収される事件も起きています。
- 「使っていい場所」が決まっている 大麻草のどこから作ったかが重要です。日本では「熟した茎」と「種」から作ったものだけが許されています。花や葉っぱ、根っこから作ったものは、たとえ体に害がなくても「違法」となってしまいます。
- 海外からのお取り寄せは危険! 海外では普通に売られている製品でも、日本の厳しい基準では「アウト」な成分が入っていることがよくあります。自分で直接海外から買ったり、出所がわからないルートで手に入れたりするのは、警察に捕まるリスクがとても高いので注意が必要です。
3.2 薬機法と特定商取引法
お友達にCBDを広める際は、「治る」「効く」といったお薬のような言い方をしてはいけません。また、勧誘であることを隠して呼び出したり、「必ず稼げる」と嘘を言ったりすることも法律違反です。正しいルールを守って、誠実に伝えることが、自分と相手の信頼を守る唯一の方法です。
3.3 消費者センター
無理な勧誘が原因で、「借金を背負わされる」といったお金のトラブルや、「大切なお友達を失う」という心のトラブルが後を絶ちません。どんなに良いものでも、相手の立場を考えずに無理やり広めてしまうと、人生で一番大切なものを失うリスクがあるため、十分な注意が必要です。
第4章:効果的な誘い方テクニック
CBDの紹介ビジネスでは、相手が「やってみたい!」と思うような心理的なテクニックがよく使われます。しかし、その誘い方は一歩間違えると法律違反になることもあるため、「ズルをしない」「無理強いをしない」という誠実な心構えがとても大切です。

4.1 お友達を誘う時の「3つのステップ」
- お悩みに寄り添う(問題の顕在化) 世間話の中から、「将来のお金の心配」や「最近ちょっと体調が優れない」といった、相手が今困っていることを上手に聞き出します。
- 新しい考え方を教える(価値観の提示) 「一生働き続けるより、お小遣いが入る仕組みを作ろう」「薬ばかりに頼らず、自然なもので元気になろう」と、今までの生活を変えるきっかけを提案します。
- 「すごい人」や「公的な資料」を見せる(信頼づくり) すでにこの活動で成功してキラキラしている人を紹介したり、世界保健機関(WHO)などの有名な組織のデータを見せたりして、「これはちゃんとした活動なんだ」と安心させます。
4.2相手の心をつかむ「3つの伝え方」
- 「今がチャンス!」と伝える 「法律が変わった今、始めるのが一番おトク。早く参加した人ほど、将来のゆとりにつながりますよ」と、今やる意味を強調します。
- 「他とは違う!」と伝える 「このオイルは最新技術で体に馴染みやすく作られていて、他とは品質が全然違います」と、商品の特別感をアピールします。
- 「仲間がいるから大丈夫!」と伝える 「一人で頑張らなくていいんです。詳しい勉強会や、何でも相談できる仲間が揃っていますよ」と、安心感を伝えます。
これらの話し方は効果的ですが、一歩間違えると法律違反になりやすいため、実はとても慎重に言葉が選ばれています。お友達に教えるときは、「大げさな約束」にならないよう、誠実に伝えることが何より大切です。
4.3 長く続けるための2つの知恵
専門的な立場から考えると、一番「うまくいく」広め方は、目先のお金に飛びつくことではなく、「ルール(法律)」をしっかり守ることです。
「魔法の言葉」に頼らない 「〇〇が治る」といった怪しい言葉は使わず、「毎日を心地よく過ごすための、新しい習慣」として製品の良さを伝える工夫が大切です。
相手をしっかり見極める 無理に借金をさせてまで誘うのではなく、「本当に健康になりたい」「この仕事に価値がある」と心から共感してくれる人を、じっくり選ぶようにしましょう。
第5章:今後CBDオイル業界はどうなるの?
日本のカンナビノイド市場は、現在、歴史的な転換点にある。2024年の法改正の施行から、2026年の追加規制、そして2030年代の成熟期に至るまでのシナリオを予測する。

5.1 規制強化で淘汰(2024年〜2026年)
2026年6月から始まる新しいルール(CBNの規制)は、この業界にとって「2度目の大きな嵐」になると予想されます。その影響を2つのポイントにまとめました。
- 「これだけ」に頼らない工夫 CBDオイルだけに頼るのではなく、他の健康食品や疲れを癒やすウェアなど、「体全体のケア」へと幅を広げる会社が増えていきます。一つの商品がダメになっても困らないよう、準備が進んでいます。
- 「ちゃんとした会社」だけが残る 法律をしっかり守り、厳しい検査をしている「プロの会社」と、知識不足でトラブルを起こす「不慣れな会社」との差がはっきりします。その結果、本当に信頼できる会社だけが生き残る時代になります。
5.2 医療用大麻が社会に浸透(2027年〜2030年)
法律が新しくなった効果が広まり、「CBDは怪しいものではなく、正しく使えば健康に役立つもの」という立場がハッキリします。
1. 「お薬」と「サプリ」の使い分けがはっきりします
難病の治療薬として、国に認められた「CBDのお薬」が病院で出されるようになります。これにより、「お医者さんが処方する本物のお薬」としての顔と、「私たちが健康維持のために使うサプリメント」としての顔、2つの役割がはっきり分かれていくでしょう。
2. 大手メーカーの参入で「選ばれる理由」が厳しくなります
有名な製薬会社や食品メーカーが、安心・安全な商品を安く売り出すようになります。そうなると、紹介制(MLM)の少し高価な商品は、ただ売るだけでは通用しなくなります。「どうしてもここの商品がいい!」と思わせる特別な魅力や、詳しい専門知識がよりいっそう求められるようになります。
5.3 ヘンプ産業として拡大(2031年〜2034年)
ヘンプは今後、環境に優しい「服や建物の材料」として幅広く使われるようになります。また、市場は約6,300億円規模まで育ち、お年寄りが増えるこれからの日本で、みんなの健康を支える「なくてはならない存在」として定着していくでしょう。
結論:CBDオイルのMLMが長生きするために
日本でCBDオイルと紹介制ビジネス(MLM)が組み合わさったのは、時代の流れと言えますが、その根底には「いつまでも元気でいたい」という皆さんの強い願いがあります。2034年に向けてこの分野が健全に育っていくために大切な3つのポイントをまとめました。

これから大切になる「3つの安心」
- 「なんとなく良さそう」から「確かな証拠」へ 「本当に体にいいの?」という疑問に、科学的なデータでしっかり答えていくことが大切です。大げさな期待や勘違いをなくし、正しく理解してもらうことが信頼につながります。
- 「絶対安心」と言い切れるチェック体制 法律で禁止されている成分(THC)が混ざらないよう、会社任せにせず、外の厳しい専門機関で何度も検査する仕組みが必要です。
- 「儲け話」ではなく「お悩み相談」へ お友達に広める時は、「稼げるよ」という誘い方ではなく、しっかりとした知識を持って相手の健康をサポートする「アドバイザー」のような存在に変わらなければなりません。
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