LiveGood(リブグッド)は毎月買わなくていい?そんなバカな!?

目次

「LiveGood(リブグッド)」が起こしている業界の革命

「毎月何も買わなくていい」そんな怪しいMLMが、SNSで盛り上がり始めました。それがLivegoodでした。私はこの業界長いので、ネットで「何も買わなくていい」というネットワークビジネスは過去にも何度かありましたが、すぐにすたれてしまいました。当たり前です。何も買わなくていいなんていうのは、それはビジネスではなくて、マネーゲーム、ねずみ講なんです。まっとうなビジネスは、商品を流通させて他人の悩みや問題を解決するのです。だから、私も最初は「しょうもない会社なんだろうな」と思っていましたが、調べていくうちに意外にも、実はちゃんとした理念と思いがあり、そのようなシステムにしているのが分かりました。ある意味私のように、今までの古いMLMの仕組みややり方に反発した新しい体型を生み出した会社が、Livegoodだったのです。。。。

1. 今までのMLM「紹介販売」の行き詰まり

これまでのネットワークビジネス(MLM)は、「高い商品を毎月必ず買う」というルールがあり、その高い代金の中に紹介料が含まれているのが当たり前でした。しかし最近は、ネット通販や月額制サービス(サブスク)が普及したため、「中身に対して値段が高すぎるのでは?」と疑問を持つ人が増え、古い仕組みは限界を迎えています。

2. LiveGoodが変えた「稼ぎ方」の常識

2022年末に誕生したLiveGoodは、Amazonプライムやコストコのような「会員制(メンバーシップ)」の仕組みを取り入れました。商品の利益で稼ぐのではなく、会員からの会費を運営の柱にしています。これにより、無理に商品を売らなくても成り立つ「業界の常識を壊す新しい形」を作り出しました。

3. 創業者の思いと急成長の理由

創業者のベン氏は、これまでのビジネスで「参加した人の95%以上が稼げずにやめていく」という厳しい現実を目の当たりにし、誰もが損をしない仕組みを考えました。 「お金をかけずに健康を守る」という考え方が、物価高に悩む現代人のニーズにピタリとはまり、わずか1年ほどで世界中に95万人もの会員を広げる大ブームとなっています。

LiveGoodってどんな会社?

LiveGoodの商売の形は、これまでのネットワークビジネスというよりも、Amazonプライムやコストコのような「会員制の割引クラブ」にそっくりです。

一番の特徴は、「商品の代金」と「お店の運営費(会費)」をハッキリ分けたことにあります。 無駄な利益を乗せずに商品を「原価ギリギリの安さ」で提供する代わりに、安価な月額会費をもらうことで、高品質なものを家計に優しい価格で買える仕組みを実現しています。

経営陣プロフィール

この会社には、創業者のベンのほかに、お薬や健康のプロであるグッドキン博士、そして宣伝のベテランであるナウダーなど、業界に詳しい専門家が集まっています。

特に製品担当の博士は、お薬と自然な健康法の両方に詳しいため、「ただ安いだけのサプリ」ではなく、きちんと科学的な裏付けがある、質の高い製品であることを保証する役割を果たしています。

役職氏名専門領域
最高経営責任者 (CEO)Ben GlinskyMLM経営、システム構築
製品開発責任者Ryan Goodkin薬学博士、自然療法、栄養学
教育責任者Lisa Goodkinフィットネス、健康教育
ネットワークマーケティング責任者Nauder Khazanフィールドマーケティング、戦略

借金なしの「自分たちでやりくりする」経営

LiveGoodは、銀行や投資家からお金を借りずに、自分たちの資金だけで運営している会社です。そのため、「早く利益を出せ」といった外からの口出しをされる心配がなく、自分たちの理想を大切にした息の長い経営ができます。

2022年に始まったばかりですが、1,100社以上のライバルがひしめく健康食品業界の中で、あっという間に世界中から注目される存在へと急成長しています。

日本での広がり:SNSで一気に話題に

日本でも2023年ごろから、インスタグラムやスレッズなどのSNSを通じてLiveGoodが急速に広まりました。

もともと日本人は「紹介販売(ネットワークビジネス)」と聞くと身構えてしまう傾向にありますが、その一方で「安くて良い健康食品」への関心はとても高いです。そのため、「質が良いのに驚くほど安い」という特徴が、物価高などで家計のやりくりに悩む人たちの心にうまく響いたようです。

日本ではどんな人が参加しているの?

日本での正確な会員数は発表されていませんが、SNSや動画の盛り上がりを見ると、すでに数万人規模になっていると考えられます。

参加しているのは、以前のネットワークビジネスで「毎月の高い買い込み」に疲れてしまった人や、「損をしたくない」という若者、そして「お金をかけずに健康でいたい」シニア世代など、幅広い層に広がっています。

日本にお店(支社)はないけれど、ネットで買える仕組み

2026年現在、LiveGoodは日本に正式な支店や会社を持っていません。商品はすべてアメリカから直接届く「お取り寄せ(個人輸入)」という形になります。

参加したい方は、英語のサイトを日本語に直した画面から手続きをします。お支払いは、クレジットカードなどを使って「ドル」で決済する仕組みになっています。

日本に支社がないことで起こる「4つの心配ごと」

日本に会社がないことは、動きが軽やかで済む反面、実はいくつか大きなリスクがあります。

  1. トラブル時に助けてもらえない: 日本にお店や責任者がいないため、商品の不具合や届かないなどのトラブルがあっても、日本の消費者センターなどが間に入って助けてくれることが非常に難しい状態です。
  2. 無理な勧誘が起こりやすい: 日本のルール(特定商取引法)を守る義務はありますが、アメリカの会社なので日本の役所の目が届きにくいです。そのため、一部の人が勝手に「嘘の宣伝」や「強引な誘い方」をしても、会社が止めることができずトラブルになりやすいです。
  3. お取り寄せのルール違反: サプリを個人で取り寄せる量には法律で制限があります。これを大量に仕入れて友達に売ったりすると違法になる恐れがあります。また、届くのが遅れたり、余計な税金がかかったりすることもあります。
  4. 税金の指摘を受ける可能性: 日本での活動が大きくなると、会社としての実体がなくても、日本の税務署から「きちんと税金を払いなさい」と厳しいチェックを受ける可能性があります。

日本メンバーの営業活動と集客手法の実態

日本におけるLiveGoodの拡大は、その「低価格」と「報酬プランのユニークさ」を強調したデジタルマーケティングによって支えられています。

SNSでの広まりと「お決まり」の誘い文句

多くの会員が、インスタグラムやYouTubeなどのSNSを使って仲間を集めています。

彼らがよく使うアピールポイントは、これまでのネットワークビジネスとの違いです。「月々ランチ一回分(約1,500円)で始められる」「毎月無理に買わなくていい」「自分が誰かを誘わなくても、上の人から紹介が回ってきて(スピルオーバー)収入になるかも」といった決まったフレーズが、ネット上でたくさん流れています。

「何もしなくても稼げる」というお話の裏側

特に話題なのが「2×15マトリックス」という報酬の仕組みです。会員の間では、「自分は誰も誘わなくても、上の人たちが誘った人が自分の下へ順番に割り振られるので、最大で月30万円ほど稼げるチャンスがある」と宣伝されています。

しかし、これには次のような注意点があります。

  • 実際にはかなり難しい: 枠が埋まってお金がもらえるようになるには、ものすごく大人数と長い時間が必要です。現実には、自分から誰も誘わずにまとまったお金をいただくのは、非常に厳しいのが実態です。
  • 「不適切な宣伝」との指摘も: アメリカの信頼ある格付け機関からも、「何もしなくても稼げる」という言い方は、見た人に誤解を与える「正しくない広告」であると厳しく指摘されています。
収益主張のカテゴリ頻出するメッセージリスク・懸念点
経済的自由「金融の自由を手に入れる」「早期リタイア」実現可能性の低さと誇大広告
受動的所得「何もしなくても2,047ドル」スピルオーバーの過大評価
低コスト「ランチ一回分の会費でオーナーに」継続的な支出に対する過小評価

「ドテラ」のアロマにそっくり?デザインの似通い

LiveGoodがエッセンシャルオイル(精油)市場に参入した際、そのパッケージデザインが業界大手であるdoTERRA(ドテラ)の製品に類似しているとの指摘が相次ぎました。

「見た目」と「安さ」に隠された作戦

LiveGoodのアロマオイルは、茶色の瓶に紫や緑のラインが入ったシールが貼ってあり、パッと見ると有名ブランドの「ドテラ」の商品と見間違えてしまうほど似ています。

これには理由があります。お薬の「ジェネリック(後発品)」と同じ考え方で、「中身は高級ブランドと同じくらい高品質なものを、入れ物や宣伝にお金をかけないことで、驚くほど安く届ける」という作戦をとっているからです。

ドテラの反応とクレームの状況

今のところ、ドテラ社がLiveGoodを「デザインを真似した」と訴えたという正式なニュースはありません。ですが、ドテラを愛用している人たちの間では、ネット上で「デザインが似すぎている」という不満の声が出ています。

実はドテラ社自身も、過去に紹介者が「コロナに効く」といった行き過ぎた宣伝をしたことで、アメリカの役所から厳しく注意を受けたことがあります。そのため、業界全体で「ルールを守ること」にとても敏感になっています。 もしLiveGoodの会員が「ドテラと同じ工場で作っているから安心」といった、根拠のない誘い方をしてしまうと、大きな裁判沙汰になる危険性が非常に高いです。

急成長のヒミツ:今までの「困りごと」を解決したから

LiveGoodが短期間でこれほど一気に広がったのは、これまでのネットワークビジネスが抱えていた「仕組み上の弱点」をうまく解消したからです。

これまで多くの人が「商品が高い」「毎月の支払いが大変」と困っていた部分を、ガラリと変えたことが成功の理由です。

1. 「高い紹介料」をなくして、商品を安く

これまでの有名なネットワークビジネス(アムウェイなど)は、たくさんの人へ紹介料を支払う仕組みのため、商品の値段が原価よりもかなり高く設定されていました。

LiveGoodはそのやり方をやめ、会員には「卸値(問屋価格)」で提供する仕組みを作りました。その結果、サプリメントの価格を、他社の3分の1から4分の1という驚きの安さまで下げることに成功しています。

2. 「高いノルマ」をなくして、気軽に参加できる仕組みに

これまでのネットワークビジネスは、最初に数万円のセットを買ったり、毎月1〜2万円分の商品を買い続けたりしないと、お給料(報酬)がもらえないのが一般的でした。

しかし、LiveGoodは最初の登録料(約6,000円)と月々の会費(約1,500円)を払うだけで、商品を無理に買う必要は一切ありません。この「ネットフリックス」のような月額制の仕組みにしたことで、「損をしたくない」という今の私たちが抱く不安を大きく取り除いています。

3. スマホひとつで、お買い物からお仕事まで

商品の注文や受け取り、さらにはお給料の管理や宣伝まで、すべてスマホ一台で完結できます。

「わざわざ会って説明を聞く」といった昔ながらのネットワークビジネスのやり方が苦手な若い世代にとって、ネットですべて済ませられるこの仕組みは、とても大きな魅力になっています。

比較分析:LiveGood vs 主要MLM企業

項目LiveGooddoTERRA / Amway 等
月額維持コスト約1,500円 (9.95ドル)10,000円〜20,000円 (製品購入)
在庫リスクなし (ドロップシッピング形式)あり (オートシップによる累積)
報酬原資メンバーシップ会費製品販売利益の上乗せ分
主な集客場所SNS, オンライン広告対面, カフェ, 自宅パーティ
離脱率比較的低い (低コストのため)高い (経済的負担が大きいため)

日本で一発屋MLMで終わらないためには

LiveGoodが日本で「一時的な流行」で終わらずに、ずっと愛されるサービスとして定着するためには、日本の文化やルール(法律)に合わせた「日本流のアレンジ」が欠かせません。

1. 日本法人の設立と「顔の見える」経営の確立

日本で信頼してもらうための第一歩は、日本支社を作ることです。国内に会社があり、日本人の相談窓口や国内の配送センターができれば、送料が安くなり、トラブルが起きてもすぐに対応してもらえます。

そうなれば、海外へのお金振込みや個人輸入といった不安を感じることなく、誰でも安心して参加できるようになります。

2. ルールを守って、みんなが安心できる仕組み作りを

アメリカの格付け機関も警告している通り、会員が「絶対稼げる!」と大げさに言ったり、「病気が治る」と法律に触れるような宣伝をしたりすると、会社そのものがダメになってしまう危険があります。

そのため、次の対策が欠かせません。

  • 日本版の「お誘いルールブック」を作る: 日本の厳しい法律に合わせた正しい誘い方を公式にまとめ、会員全員にしっかり守ってもらうこと。
  • SNSのパトロールを強化する: ネット上の不適切な投稿をチェックし、ルール違反をしている人には「投稿の消去」や「クビ(会員停止)」などの厳しい処分をきちんとしていくことです。

3. 「お金」よりも「素敵な暮らし」を伝えるブランドへ

「ネットワークビジネス」や「儲かる」という言葉を強調するのではなく、コストコのように「健康的で賢い暮らし」を提案するブランドとして、イメージを整えることが大切です。

  • 日本に合わせた商品作り: 日本人の体質や栄養バランスに合わせた中身に変えたり、パッケージを日本語にしたりして、手に取りやすくすること。
  • 仲間づくりの質を高める: 「誰がいくら稼いだか」を競うのではなく、「商品を使って健康になった体験」を共有したり、みんなで楽しく学べる場所を作ったりすることで、長く愛されるファンを増やすことです。

4. 決済方法の改善と日本語対応

今の「ドルでのカード払い」は、年配の方やネットに詳しくない方には少しハードルが高いですよね。

もっと手軽に始められるように、コンビニ払いや銀行振込、PayPayなどが使えるようにすべきです。また、ウェブサイトの怪しい日本語を直し、自然で分かりやすい言葉にすることで、「きちんとした安心できる会社」だと信頼してもらえるようにする必要があります。

5.顧客の幸せのために製品を使ってもらう

livegoodはその画期的なビジネスプランのおかげで、製品の素晴らしさやそれを使った顧客のメリットがおろそかになっている節があります。ビジネスの本来の目的は、顧客の問題解決と幸せの創出にあります。livegoodの製品をもっとたくさん使ってもらい、顧客の幸せになる提案をもっとするべきです。

LiveGoodが目指すこれからの姿とは?

LiveGoodは、無駄な仲介料をなくした「産地直送」のような仕組みに、最新のネットサービスを組み合わせることで、これまでの業界の常識を塗り替えようとしています。その最大の強みは、圧倒的な「安さと品質の良さ」、そして「隠しごとのない分かりやすさ」です。

今後、日本でもっと愛されるためには、「ネットの中だけの怪しい存在」を卒業し、日本のルールを守る「信頼できる会社」へと成長することが欠かせません。日本支社を作り、法律をしっかり守り、日本人に使いやすい商品へと整えていくことができれば、日本の健康ブームの新しい主役になるかもしれません。

この仕組みが教えてくれているのは、「お給料のために高い買い物をさせられる」やり方には、もうみんなが嫌気がさしているということです。これからは、「本当に良いものを納得できる価格で買える」ことが、ビジネスの新しい当たり前になっていくでしょう。

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