なぜ日本MLM業界は凋落し、世界6位まで落ちたのか?

2024年がMLMの分かれ道になった
世界のネットワークビジネス(MLM)の業界は、世の中の不景気や、スマホなどの技術の進歩、お買い物をする人の意識の変化という、3つの大きな波の影響を受けています。世界連盟が発表した最新のデータによると、2024年の世界全体の売り上げは約1,639億ドルでした。
前年と比べてほんの少し減っただけなので、MLM業界の業績は「底を打って、これからは安定していく」と見られています。コロナ禍のときの「一時的な大売れ」や、その後の物価の急上昇による混乱を乗り越えて、ようやく新しい時代の落ち着いた状態に戻ってきたと言えます。
過去10年を振り返ると、ネットワークビジネスは単に「会って売る」だけの時代ではなくなりました。
現在、世界で活動する人は約1億430万人で、その7割以上を女性が占めていますが、活動の舞台はスマートフォンやインターネットへと大きく移っています。世界全体の売り上げの9割以上は、アメリカや日本など主要な21カ国に集中しているものの、業績が伸びている国の割合はここ2年で23%から45%へと倍増しました。業界全体に、かつての活気が戻り始めています。
第一章:10年間―何が変わり、何が変わらなかったか
この10年間、ネットワークビジネス業界には「スマホやネットによる急激な変化」と「生き方や考え方の多様化」という大きな波が押し寄せました。この変化は、これまでのやり方を根本から変えてしまうほどの、とても大きなものでした。
SNSとスマホをうまく組み合わせたやり方

一番大きな変化は、直接会ってお話しするスタイルから、ネットと組み合わせたやり方への切り替えです。
10年前は、お家に人を集めるホームパーティや、カフェでお茶をしながら説明するのが主流でした。しかし、今はスマホやSNSが当たり前になり、インスタグラムやTikTokといったアプリを使って活動する人が増えています。これは、普段使っているSNSをそのままお買い物やビジネスの場所として上手に活用し始めた、ということです。
最新のAI(人工知能)や、スマホの画面で服やメイクを試せる仕組み、そしてお客様の情報を細かく管理できる便利な道具のおかげで、遠くに住んでいる人にも、その人にぴったり合った丁寧なおもてなしができるようになりました。
ネットばかりになると「人とのつながりが薄くなるのでは」という心配もありましたが、うまくいっている会社は、便利な道具を「付き合いを減らすため」ではなく、「より仲良くなるため」の道具として上手に使いこなしています。
MLM業界、若者の割合が減った
一方で、ネットワークビジネスを始める若者の数には、ちょっと心配な変化が出ています。
35歳以下の若い人の割合は、コロナ禍の2020年には30%まで増えましたが、2024年には23%にまで減ってしまい、過去一番の少なさになりました。いまの若い世代は、特定のグループに所属して活動するよりも、SNSで自由に発信するインフルエンサーや、単発のアルバイト(ギグワーク)の方に魅力を感じているからです。これからは、SNS発信で物を買う若い人たちの好みにどう合わせていくかが、MLM業界が生き残るための大切なポイントになります。
「美と健康」「女性の活躍」は変わらない
世の中が激しく変わる中で、ずっと変わらないのが「健康」に関する商品の圧倒的な人気です。
2024年のデータでも、サプリメントや健康食品が売り上げ全体の3割以上(36.2%)を占めてトップとなり、その次に化粧品やスキンケアが続いています。病気になる前に予防する、自分で体調を管理するという意識は、この10年でさらに強くなりました。また、「いつでも、どこでも自分のペースで働ける」という魅力も変わっておらず、今でも女性が主役として活躍し続ける業界です。
第二章:最新データによる世界MLMランキング分析
世界のネットワークビジネスの現状をよく知るために、活躍している「会社」「国」「個人」の3つの視点から、最新のランキングを分かりやすくご紹介します。

1. 最新の世界ネットワークビジネス会社売上ランキング(2025年版)
2024年の最新の売り上げランキングを見ると、ネットワークビジネスの形が大きく2つに分かれてきていることが分かります。
1つは、健康食品や化粧品といった「形のある商品」をずっと変わらずに扱ってきたお馴染みの会社。そしてもう1つは、家(不動産)の紹介やお金の運用(金融)といった「目に見えないサービス」を扱う新しいタイプの会社です。この2つのグループが、それぞれ競い合うようにして勢いを伸ばしています。
| 順位 | 企業名 | 本拠地 | 2024年売上高 (億米ドル) | 主な製品・サービス |
| 1 | アムウェイ | 米国 | 74.0 | 健康、美容、ホームケア |
| 2 | ハーバライフ | 米国 | 50.0 | 栄養、ウェルネス、個人ケア |
| 3 | イーエックスピー | 米国 | 45.7 | バーチャル不動産仲介 |
| 4 | ナチュラ | ブラジル | 42.0 | 化粧品、パーソナルケア |
| 5 | フォアベルク | ドイツ | 41.0 | 高級家電 (Thermomix等) |
| 6 | PMinternational | ルクセンブルク | 32.2 | サプリメント、化粧品 |
| 7 | プライメリカ | 米国 | 30.9 | 生命保険、投資信託 |
| 8 | コーウェイ | 韓国 | 30.3 | 浄水器、空気清浄機 |
| 9 | ユーティリティーウェアハウス | 英国 | 25.9 | エネルギー、通信サービス |
| 10 | ドテラ | 米国 | 20.0 | エッセンシャルオイル |
| 11 | アトミ | 韓国 | 18.3 | 生活用品、化粧品 |
| 12 | ニュースキン | 米国 | 17.3 | 美容機器、栄養製品 |
業界大手のアムウェイは、全体の売り上げがほんの少し減ったものの、「ニュートリライト」という健康食品ブランドが絶大な人気を誇り、トップの座を守り続けています。
その一方で、店舗を持たずにインターネット上で不動産を扱う会社(eXp Realty)や、今ものすごい勢いで業績を伸ばしている健康食品の会社(PMインターナショナル)など、新しいスタイルの企業が、昔ながらの有名会社の人気をどんどん追い抜こうとしています。
2. 最新の国別ネットワークビジネス売上ランキング
世界市場を牽引するのは依然として米国、中国、韓国、ドイツですが、成長率には大きな差が生じています。
| 順位 | 市場 (国・地域) | 市場の現状と動向 | 2024年の特徴 |
| 1 | 米国 | 世界最大の市場だが、近年は減少傾向 | サービス型MLMの伸長 |
| 2 | ドイツ | 欧州最大の安定市場 | 物価高の中での底堅い需要 |
| 3 | 中国 | 規制を乗り越え回復基調 | デジタルエコシステムとの融合 |
| 4 | 韓国 | 高い普及率と技術革新 | 若年層の参加と強力な法整備 |
| 5 | マレーシア | 東南アジアのハブとして急成長 | イスラム金融・ハラール製品の強み |
| 6 | 日本 | 長期停滞が続き、6位に後退 | 信頼回復が喫緊の課題 |
| 7 | ブラジル | 南米の雄、強い社会的紐帯 | サステナビリティへの高い関心 |
| 8 | メキシコ | 過去3年で最も強い成長 | 雇用代替としての強い需要 |
| 9 | フランス | 欧州第2位の市場、安定推移 | 伝統的な対面販売の根強さ |
| 10 | 台湾 | 非常に高い人口当たり普及率 | 健康意識の高さが下支え |
3. 最新の世界ディストリビューター収入ランキング(2025年推定)
個人の成功者は依然として北米に集中していますが、アジアや南米からもトップリーダーが輩出されています。
| 順位 | 氏名 | 所属企業 | 推定年間収入 (万ドル) | 主な活動拠点 |
| 1 | Jenna Zwagil | My Daily Choice | 1,272 | 米国 |
| 2 | Matthew Rosa | IM Academy | 960 | 米国 |
| 3 | Yager Family | Amway | 720 | 米国 (グローバル) |
| 4 | Jeff Roberti | Juice Plus+ | 540 | 米国 |
| 5 | Dan & Megan Valentine | Optavia | 372 | 米国 |
| 6 | Ed Bestoso | Melaleuca | 360 | 米国 |
| 7 | 金子 信弘 (Kaneko) | サンクスアイ | 360 | 日本 |
| 8 | Seville & Rachaell Ko | Melaleuca | 351 | 米国 |
トップ層のリーダーたちは、今でも毎月何千万円もの驚くような収入を得ており、このビジネスにはとても大きな夢があることを示しています。
特に、新しい世代の女性リーダー(ジェナ・ズワギルさん)は、今話題の健康成分「CBD」を使った商品や、SNSなどのインターネットを上手に使った最新のやり方で、あっという間に大きな成功を収めました。
第三章:日本の凋落――なぜ日本は「落ちぶれて」しまったのか
1990年代まで、日本は世界のネットワークビジネス業界で、アメリカに次ぐ世界第2位の市場として大活躍していました。しかし、この30年間で日本の順位は驚くほど下がり、今ではお隣の韓国やドイツにも追い抜かれてしまい、元気がなくなっています。
なぜ日本がここまで落ち込んでしまったのか、いくつかの理由からその原因を分かりやすく解き明かしていきます。

1. 「失われた30年」とデフレスパイラル
日本のネットワークビジネスの元気がなくなっているのは、日本全体の景気がずっと悪いままだからです。
1990年代の初めにバブルが崩壊してからの約30年間、日本は物価や給料が上がらない、成長の止まった状態が続いています。会社員の給料は増えず、今の若い人たちは将来への不安から、新しいビジネスに挑戦するよりも「今のままでいい、失敗したくない」と、守りの姿勢がとても強くなっています。
経済の仕組みから見ても、今の日本はお金が世の中に回りにくく、景気を良くする対策が効きにくい状態が続いています。そのため、新しいビジネスにお金を使ったり、思い切って挑戦したりする人が減ってしまいました。
かつては「一般の家庭でも夢を叶えられるチャンス」と言われたネットワークビジネスですが、景気が悪い今の社会では、「お金を取られるのではないか」「損をするのではないか」と、悪いイメージで見られることが多くなっています。
2. 違法勧誘の常態化と「アムウェイ・ショック」
日本でこのビジネスの信用がガタ落ちした最大の原因は、国からの厳しい処分が相次ぎ、世間から「怪しいもの」と強い偏見を持たれてしまったことです。特に2022年、業界最大手の日本アムウェイが、消費者庁から6カ月間の営業停止処分を受けたことは大ニュースになりました。
処分の理由は、目的を隠してSNSで呼び出したり、しつこく勧誘したりしたルール違反です。この事件で、日本の古い勧誘方法がいかに今の世の中の常識とズレているかが浮き彫りになりました。日本では「ネットワークビジネス=悪徳」というイメージがすっかり定着してしまい、業界内で不適切なやり方を正せなかったことが、衰退につながっています。
3. 世界はなぜ日本を追い越したのか:韓国・米国の戦略
日本が遅れをとる一方で、アメリカや韓国はネットワークビジネスを「スマホやネットを使った最新の仕組み」へと進化させました。
韓国では、国を挙げてネット社会を推進したため、スマホでの支払いや商品の配送システムが世界トップクラスに便利になりました。さらに、独自の消費者トラブルを防ぐ仕組み(共済組合制度)を作ったことで、誰もが安心して活動できるようになり、業界への信頼を高めることに成功しています。
アメリカでは、健康食品などの物ではなく、家の紹介(不動産)やお金の運用(金融)といった「目に見えないサービス」を扱う新しい形が人気を集めています。これにより、商品の在庫を持つリスクや送る手間をなくし、ネット時代にぴったりの儲かる仕組みを作り上げました。
一方で日本は、いまだに「健康食品を直接会って売る」という昔ながらのやり方にこだわり続けたため、こうした世界の大きな変化についていけませんでした。また政治的にも、デジタル化が苦手なシニア層や低所得者層への優遇措置が、デジタル化の進歩を遅らせたという意見もあります。
4. MLM日本のメンバー高齢化問題

日本は世界で一番お年寄りが増えている国ですが、ネットワークビジネスの世界でも同じようにメンバーの高齢化が進んでいます。
中心となって活動しているのが55歳以上のシニア世代であるため、スマホのSNSやAI(人工知能)といった最新のやり方を取り入れるのが遅れてしまいました。今の若い人たちは、年配の人が熱く語る「成功のための精神論セミナー」には魅力を感じません。それよりも、スマホ一つで自由に働ける単発のアルバイト(ウーバーイーツなど)を選ぶようになっています。
世界中が「SNS発信(インフルエンサー)」をビジネスに取り入れて進化する中で、日本だけが「根性と直接会うこと」にこだわり続けてしまったと言えます。
第四章:日本のMLM業界が再興するために
日本のネットワークビジネスがもう一度元気になるためには、これまでの古いやり方や成功した思い出をすべて捨てて、仕組みを根本からガラリと作り直す必要があります。

1. 「ソーシャルセリング(SNS)」への完全移行
これからは、無理に誘う「勧誘」という言葉をなくし、自分が使って本当に良かったものを伝える「おすすめ」のスタイルに変えていく必要があります。
いまお買い物ををする人は、大げさな広告よりも、信頼できる個人のリアルな声を信じるからです。SNSも「誰かに売りつけるため」ではなく、「良いものをみんなで教え合う場所」として使うことが大切です。
また、会社側もメンバーをただの「販売員」として扱うのではなく、商品の魅力を伝える「ファン代表」として育て、スマホでの動画作りやネットの使い方のサポートをしていくべきです。さらに、AI(人工知能)がお客様にぴったりの商品を自動で見つけてくれる仕組みを取り入れれば、強引に売り込まなくても自然と売れるようになっていきます。
2. 徹底した透明性と法令順守
国から処分されるのを待つのではなく、業界のみんなで「どこよりも厳しい約束事」を作り、ルールを守れないグループは仲間に入れないという、自分たちできれいにする仕組みを作らなければなりません。
また、最新のネット技術(ブロックチェーン)を使って、お金の支払いや契約のやり取りをすべて誰からでも見えるようにオープンにすることも、安心してもらうための一つの方法です。
お客様の信用を取り戻すためには、「いつでも、ネットで、かんたんにやめられる」という当たり前の仕組みを作り、商品を買うだけの人(愛用者)と、ビジネスをする人をはっきりと分けることが大切です。
「使って本当によかった」とお客さまに喜んでもらうことが、そのまま自分の収入につながるような仕組みにすることこそが、安心して続けられるビジネスの土台になります。
3. MLMをもっとかろやかに、サステナブルに
このビジネスを「一生をかけた大ごと」として重く捉えるのではなく、今の時代に合った「パラレルワーク」や「プチ起業」の一つとして、もっと軽やかで賢いイメージに変えていくべきです。
また、いまの若い世代が大切にしている「地球に優しいこと」「社会の役に立つこと」「心も体も健康であること」を商品作りの真ん中に置き、みんなが自信を持って周りにすすめられるブランドに進化させる必要があります。
海外(ブラジル)の化粧品会社「ナチュラ」が、環境や社会に優しい姿勢を貫いて若者から大人気になった例は、日本の会社にとっても素晴らしいお手本になります。
4. サプリや化粧品以外のMLMサービスも
サプリメントや化粧品ばかりに頼る今のやり方を変えて、これからは「目に見えないけれど、社会のためになるサービス」をみんなのつながりで広めていくべきです。
たとえば、大人のための習い事(教育)、地球に優しい電気(再生可能エネルギー)、インターネット上の新しい価値(デジタル資産)、そして地方の町を元気にする応援活動などです。
このように、物ではなく「応援したい仕組み」を広める形に変えることで、昔ながらの「ねずみ講やマルチ」という悪いイメージから抜け出し、みんながネットで自由につながりながら支え合う、新しい時代のビジネスへと生まれ変わることができます。
MLMジャパン復活のための結論
世界のネットワークビジネスは、コロナ禍をきっかけに、スマホでの活動、ルールやマナーの徹底、そして多様な働き方へと進化しました。
日本がこの30年間で世界のトップから落ち込んでしまったのは、景気の悪さだけでなく、古いやり方にこだわり、新しい時代に合わせられなかったことが原因です。
しかし、日本にはまだ「健康への関心が高いこと」や「お互いの信頼を大切にすること」という素晴らしい強みが残っています。これから2030年に向けて、最新のネット技術と、日本ならではの誠実な人間関係を上手に組み合わせた「新しい形」を作ることができれば、世界から再び注目されるようになるはずです。
業界がもう一度元気になるということは、単に売り上げを増やすことではありません。働く人たちに「これからの希望」と「自分らしく自由に働ける手段」を届けるという、社会を良くするための大切な役目を思い出すことから始まります。
KAZUHIDEAI×ゆるゆるMLM成功LINE@登録者数47,000人以上


ネットワークビジネスをもっとゆるーく成功したいと思いませんか?
AI・マーケティング・ソーシャルセリングを活用して、楽しみながら成果につなげる新しいMLMの学び方。
私はゆるゆるで、累計1万人以上の組織を構築することに成功しました。
今では、好きなことをやって自分らしく輝ける生き方を実現しています。


無理な勧誘や強引なクロージングでは、一時的に成果が出ても、大切な人との信頼関係を失ってしまうことがあります。そして何より、活動している本人が楽しくありません。
これからのMLMに必要なのは、根性や押しの強さではなく、正しいマーケティングとAIを活用する力です。
AIが代わりに勧誘するのではありません。あなたの魅力や経験を引き出し、相手に喜ばれる伝え方へ整えてくれる心強いパートナーです。
タップ→詳細を確認してみる
この方向性なら、現在の「ゆるゆる」の親しみやすさを残しながら、「AIによって何が変わるのか」を具体的に伝えられます。
