【不安を解消】ネットワークビジネスの報酬プラン それぞれを比較解説

ネットワークビジネス(MLM)の報酬プランを他の人に説明するにあたり、自分自身が理解を深めておくことは重要です。

しかしながら、報酬プランの種類や特徴などは複雑な部分もあり、いろいろな疑問が生じるもの。

今回の記事では、ネットワークビジネスの基本的な報酬プランを紹介しながら、それぞれの種類のプランにおいてどのように報酬が支払われるのか、図解を多用して解説。

ネットワークビジネス初心者の方はもちろん、これからビジネスを広く拡大させたいという人にとっても、おすすめの内容となっています。

自分がMLMを行う企業が、どの報酬プランを採用しているのかも気にしながら読み進めてみてください。

MLMの各種報酬プランについて、違いを把握しながら理解を深めていきましょう。

【基本的な構造】ネットワークビジネス(MLM)はどのようなものか

まずは、ネットワークビジネスに関しての基本的な構造を理解していきましょう。

自分自身が成功するためにも、またネットワークビジネスの勧誘において他の人に説明する際にも役立ちます。

後にご説明する各種報酬プランを理解する助けにもなりますので、全体像を把握するつもりで読み進めてください。

定義と特徴 ネットワークビジネスの基礎

ネットワークビジネスとは、商品やサービスを契約した個人が、買い手を見つけて組織に加入させ、さらにその個人が次の買い手を探すというように、組織をピラミッド式に拡大させていく商法。

MLMとは、マルチレベルマーケティングの略で、他段階方式で報酬を支払うマーケティングシステムのことを指します。

一般的には、販売員は製品を直接消費者に販売することに加えて、自分自身の「ダウンライン」と呼ばれる販売組織を作り、その組織内の販売活動に基づいて報酬を得ます。

ネットワークビジネスにおいては、組織を拡大して販売活動が活発になると、大きな報酬が期待できます。

ただし、成功には高度な営業スキルやリーダーシップ、そして継続的な努力が必要。

MLMの基本構造を図で解説

先ほどのネットワークビジネスに関する内容を図も交えて説明します。

例えば、Aさんがネットワークビジネスを始め、新たにBさんとCさんを勧誘しました。

次に、Bさんが新たにDさんとEさんを勧誘し、Cさんが新たにFさんとGさんを勧誘すると、Aさんの下にBさんとCさん、その下にDさんからGさん、そしてさらにその下に、Hさん、Iさん、Jさん、Kさん、Lさん、Mさん、Nさん、Oさんと続いていく形になります。

こうして、初めは勧誘されて組織に入った販売員がまた新たな販売員を勧誘していくのを続けていくと、Aさんの組織は次第に大きくなります。

Aさんは自分が直接勧誘したBさんとCさんだけでなく、彼らのダウンラインであるDさん、Eさん、Fさん、Gさん、さらにその人たちが勧誘した販売員の売上からも報酬を受け取ることが可能に。

これが、最もイメージしやすいネットワークビジネスの基本的な形です。

ネットワークビジネスの基本構造は、多層的な組織を形成し、それぞれの層が互いにサポートし合うことで、全体の成功を目指すものです。

成功するためには、各層のメンバーが効果的なコミュニケーションを取り、組織として協力し合うことが不可欠。

また、上位のメンバーは、下位のメンバーの育成をしたり、相談に乗ったりと、サポートすることで組織全体の成長を促すことが求められます。

【報酬プラン】について解説 ネットワークビジネス

続いては、ネットワークビジネスの報酬プランや収益のメカニズムについて、図解を用いて詳しく説明していきます。

報酬プランについては、様々な種類があるため、注意が必要。各種比較しながら、特徴をおさえていきましょう。

ネットワークビジネス(MLM) において代表的なものをいくつかご紹介していきます。

ブレイクアウェイ

ブレイクアウェイは、特定の条件を満たすとダウンラインが独立し、新しい組織として扱われる仕組みです。

ブレイクアウェイは、英語で「分離」「切断」などといった意味を持つので、イメージしやすいかもしれません。

通常、自分の販売員が一定の売上やダウンラインの数などの基準を達成して自分と同じランクになると、その販売員はブレイクアウェイし、新たなリーダーとして自立します。

自分は新しい組織からの報酬 (ボーナス) を一定の割合で受け取り続けることができ、ブレイクアウェイしたリーダーはその人自身の組織を管理して、独自のダウンラインを拡大することに。

報酬プランにブレイクアウェイを取り入れている代表的な会社としては、以下のような企業があります。

リーダーを多く輩出すれば、多くの報酬が得られるため、大きくお金を稼ぐという点では、魅力的なシステムです。

バイナリー

バイナリー方式は、各販売員が最大2つのフロントラインを持ちながら、ダウンラインをピラミッド状に拡大していくシステムです。

一人の販売員につき、2つよりも多いフロントラインを作ることができないため、三人目以降の紹介がある場合には、下のダウンラインで空いている部分を埋めていくことになります (下図参照)。

そのため、勧誘が得意でない人でも結果的に誰かが代わりに自分のダウンを作ってくれる場合があり、初心者には人気が高いです。

しかしながら、バイナリープランの場合は、2つのフロントラインのうち、売上の小さい方に含まれる組織の分だけしか、報酬の対象にはなりません。

この仕組みのため、バイナリーでは、それぞれのダウンごとに思惑が生まれ、左右均等なピラミッド構造を作ることが難しいのも確かです。組織の中に、報酬の対象にならないダウンが多く含まれることもしばしば。

また、組織内で勧誘が上手い人がいると、その人が自分たちの下の組織を作ってくれることに期待してしまい、組織の拡大が止まりやすくなります。

報酬プランにバイナリーを取り入れている会社としては、以下のような企業が挙げられます。

ユニレベル

ユニレベルでは、各販売員が自分のダウンラインを無制限に勧誘でき、ピラミッド状に組織を拡大していきます。

ピラミッドの形によらずに、組織の全体が報酬の対象となります。フロントラインに制限がないため、努力次第で組織を拡大していき、収入を大きく増やすことも可能。

組織がまだ小さい段階でも、比較的早く報酬が発生しやすい報酬プランです。

報酬プランとしてユニレベルを取り入れている代表的な会社は、以下のような企業。

マトリックス

マトリックスプランは、各販売員が一定数のダウンラインしか持てないように設定されています。

例えば、3×マトリックスプランでは、各販売員が最大3人のダウンラインを持ち、それぞれのダウンラインがさらに最大3人のダウンラインを持つ形に。

持てるダウンの最大数は、報酬プランによって異なるため確認が必要です。

バイナリーとは異なり、ピラミッドの形によらず、組織のダウン全体が報酬の対象になります。

一定数以上の紹介がある場合には、下のダウンラインで空いている部分を埋めることができます。

ハイブリッド

ハイブリッドプランは、複数の報酬プランの特徴を組み合わせたネットワークビジネスの報酬の仕組み。

例えば、ユニレベルプランとバイナリープラン、またはブレイクアウェイプランとユニレベルプランの要素を融合させるなどです。

それぞれの報酬プランの弱点となる部分を補うことができますが、同時に、報酬の還元方法が細かくなるため、それぞれの報酬プランの良いところも薄まることに。

複数の報酬プランを組み合わせるため、報酬システムは複雑になりやすいです。

以上、報酬プランについて解説してきました。それぞれの特徴を踏まえて理解することが大切です。

まとめ

今回の記事の内容を要約します。

ネットワークビジネスでは、組織の拡大にともなって、自身が得られる報酬もだんだんと増えていきます。

会社によって様々な報酬プランがありますが、それぞれの種類や特徴を理解することが重要。

報酬プランをはじめとしたネットワークビジネスの構造について理解を深めることで、他の人の勧誘にもつながりやすくなります。