【徹底公開】ネットワークビジネスの勧誘文句の特徴やラインでの勧誘を解説

ネットワークビジネス(MLM) においてビジネスを拡大したり、大きな報酬を得たりするためにはメンバーの勧誘が不可欠です。

しかしながら、MLMにおいて勧誘はトラブルの元になりやすいものでもあります。実際に、周囲の人からネットワークビジネスの勧誘文句を受けて困ったことがあるという方も多いはず。

この記事では、ネットワークビジネスでよく使われる勧誘文句を解説。勧誘文句の具体例も交えながら、どのような表現や言い回しが頻繁に登場するかを整理していきます。

また、悪質なネットワークビジネスの勧誘を見抜くためのポイントについても紹介するので、事前に勧誘文句を把握しておきたいという方もぜひ参考にしてください。

最後には、ネットワークビジネスで本当に成功したい方に向けて、相手に不快に思われない誘い方のコツをご紹介。MLMの適切な勧誘とはどのようなものか考えていきましょう。

ネットワークビジネスの勧誘文句の特徴

ネットワークビジネス（MLM）ではさまざまな方法で勧誘が行われていますが、よく使われる勧誘文句が存在します。

ネットワークビジネスのビジネス形態そのものにはメリットも多くありますし、ビジネスを始めたことで生活が豊かになった方も多いです。

しかし、勧誘の中には周囲の人々に違和感を与えるものも。表現の仕方や伝え方に特定のパターンが見られ、ネットワークビジネスを頻繁に受けている人に対しては、稀に不快感を抱かせるかもしれません。

ここではまず、勧誘文句の代表的な特徴を解説していきます。

特徴3選 MLMの勧誘文句を解説

ネットワークビジネスの良くない勧誘にはいくつかの共通パターンがあり、特徴としては次のようなものが挙げられます。

ネットワークビジネスに限らず、ビジネスの勧誘における勧誘文句としては、自身や他者の成功ストーリーがよく使われます。

これは、「自分も同じ道を辿れる」という感覚を聞き手に与えて行動を促すためです。しかし、このようなストーリーの中には誇張されているものも少なくありません。

「仲間と一緒に働く楽しさ」「将来の自由」などの要素が多く含まれます。

また勧誘においては、低リスク・高リターンを強調することも。

特に初期投資や学習コストが少ないことを全面に押し出し、短期間で結果が出るように聞こえる文句が多用される傾向にあります。

実際には、状況によっては企業間の競争が激しく、すぐに利益を上げるのは難しいこともあるかもしれません。

これらに加えて、人脈を広げたり仲間との連帯感を必要以上に強くアピールする場面も多くあります。

仲間とのつながりやサポートがあることを伝えることで、勧誘相手に「自分も安心して参加できる」と感じてもらう狙いがありますが、言い回しや伝え方には注目した方が良いでしょう。

ネットワークビジネスの勧誘文句の例

続いて、ネットワークビジネスでよく使われる勧誘文句の例をいくつかご紹介。

以下はネットワークビジネスの勧誘で使用される可能性のあるものなので、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

• 今の働き方に満足していますか？
• 一緒に成長できる仲間がいるから安心です
• 私も最初は不安でしたが、今では本当に毎日が充実しています
• 〇〇さんもきっと合うと思います
• この仕事は、自分の努力次第で無限の可能性があるんです
• 一度話だけでも聞いてみませんか？
• 私も最初は〇〇だったけど、今では〜〜な生活を送っています
• リスクが少なく、確実に収入を得られる
• 一緒に夢を叶えよう

これらの勧誘文句は、相手にポジティブな未来や、今までにない選択肢を想像させるために使われることが多いです。

ここで挙げたものは頻出度が高いですが、勧誘文句として使われる＝それが悪いというわけではありません。

ラインでも!? ネットワークビジネスのオンラインの勧誘

ネットワークビジネスの勧誘は、従来の対面だけでなく、LINEやSNSといったオンラインを活用して行われることが増加。

より多くの人にアプローチしやすくなる一方で、インターネット上でのマナーが求められる場面も。

ここでは、LINEをはじめとしたオンラインでのやり取りにおける勧誘に関して見ていきます。

ネットワークビジネス LINEでの勧誘文句

LINEは、個人的なつながりを築きやすいプラットフォームであり、ネットワークビジネスの勧誘にも多用されます。

特に、すでにLINEを交換して関係がある状態でメッセージにおいて勧誘がされるケースも。

• 久々に声をかける
• 数ラリー会話をする
• アポイントメントを組む

このような一般的な流れの中に、ネットワークビジネスの勧誘が組み込まれることが多いです。

たとえば、久しぶりに連絡を取った友人から「元気？最近面白い仕事を始めたんだ」などと話しかけ、徐々にビジネスの話題へと持ち込むケースが想像しやすいでしょう。

LINEでの勧誘文句の例は次のとおりです。

• 〇〇さんも気に入ると思ってLINEしたんだけど、ちょっとでも興味があれば話だけでも聞いてみない？
• 自由な働き方に興味あるなら、〇〇さんには絶対向いていると思う
• ぜひ、直接会って話を聞いてほしい人がいる

このようにLINEでのやり取りから、とりあえず対面での話に誘導するパターンがあります。

誘う側はネットワークビジネスの勧誘であると明示しなければなりませんし、誘われる側も十分な説明がなされていないのであれば、その勧誘に対しては気をつけた方が良いでしょう。

LINEで勧誘を受ける側は、ネットワークビジネスであるかどうか、あるいは遠回しに何かの勧誘であるかを確認すれば連絡がMLMの誘いを目的としたものかどうかを知ることができます。

SNSでのネットワークビジネス勧誘とは？

InstagramやFacebook、X (Twitter) といったその他のSNSもLINEと同様に利用されます。LINEと異なり、連絡先を交換する深い関係にない人ともやり取りをする可能性があるのが特徴です。

勧誘される流れとしては大きく分けて2通りが考えられるでしょう。

一つ目は、アウトバウンドの営業のようなイメージで、フォロワーとしてつながっている程度の浅い関係の人からも連絡がくる可能性があるでしょう。

Xにおいては、興味関心のある人同士の交流がある程度可視化されているため、知らない人から突然DMが送られてくる場合もしばしば。

二つ目は、例えば自分の投稿に対していいねをするなど興味・関心を持ってくれた人に対しての対応です。

特にビジュアルコンテンツが豊富なInstagramなどのプラットフォームでは、「ライフスタイルの共有」としてビジネスをアピールする手法が一般的。

一つ目に比べて二つ目の場合の方が、ネットワークビジネスにつながる文脈ができているため、自然な流れでメッセージが届きます。

ただ、いずれにしてもLINEの勧誘の場合と同じく、勧誘の際は目的を伝えなければならないため、最終的にはネットワークビジネスの誘いのメッセージであることが分かるようになるでしょう。

3つのポイント 悪質なネットワークビジネスの勧誘を見抜く

これまで、いくつかの勧誘文句について紹介してきましたが、そもそもネットワークビジネス自体は合法であり、法律的に認められたビジネスです。一部の悪質な勧誘を行う人によってそのイメージが損なわれている現状があります。

悪質なネットワークビジネスの勧誘は、魅力的に見える一方で、実際にはリスクが高いケースも。

以下のポイントに注意することで、悪質な勧誘を見抜く手助けになります。

法律・ルールを遵守した勧誘であるか

ネットワークビジネスは法律で厳しく規制されており、特定商取引法に基づいた勧誘ルールが存在。

• 勧誘時には事前に目的を明確にする
• 必要な書面を渡す
• 事実と異なることを言ってはいけない
• 不都合なことも伝えなければならない

上記はネットワークビジネスの勧誘の際に守らなければならないことであり、企業側もトラブルや評判リスクを避けるため、近年はコンプライアンスを強化する傾向にあります。

違法な勧誘は、曖昧な説明や情報の隠蔽を行い、意図的に特定の行動を起こさせる場合があります。

ネットワークビジネスに関連する法律がきちんと守られているかどうかは、悪質かどうかを見抜く簡単なポイントにはなるでしょう。

質問に対して適切な説明をするか

続いてのポイントですが、勧誘の際に質問に対して曖昧な答えをするケースは、悪質なビジネスである可能性が高いです。

通常の勧誘であれば、信頼関係を築くためにも勧誘する側は質問に対しても真摯に向き合いますし、そもそも説明義務があるため出てきた疑問に答えなければなりません。

しかしながら、たとえば、「どれくらいの初期費用が必要ですか？」と尋ねた際に、「そんなに心配しなくて大丈夫」などと具体的な回答を避けるようであれば、注意が必要です。

• 会社やビジネスの概要
• 登録や商品の購入にかかる費用
• 報酬プラン
• 継続や退会の方法

現実とかけ離れた仮定でないか

説明の際、現実とかけ離れた仮定がされている場合も悪質である可能性があります。

「この仕事を始めればすぐに100万円稼げる」など、一般的難しい成果を強調する勧誘も危険でしょう。

通常、ネットワークビジネスで成功するには、スキルや経験が必要であり、努力が不可欠。このような文句がある場合、冷静に疑いの目を持つことが重要です。

悪質な勧誘では、具体性のないことを繰り返す傾向もあります。

誇張されやすい稼げる金額に関しては、報酬プランやランクの獲得条件などに関して確認すると良いでしょう。

【誘い方のコツ】ネットワークビジネスの勧誘文句と思われないための対策

ネットワークビジネスの勧誘は、相手が勧誘文句であると気づいた際にネガティブな反応を示す場合があります。そのため、自然に興味を持ってもらう方法が効果的です。

これまでの勧誘文句の例を踏まえつつ、以下の3つのコツを意識することで、より効果的なコミュニケーションが図れます。

それぞれのポイントについて一つずつ解説していきます。

相手に響く伝え方をする

相手がビジネスや自己成長に興味があるのか、または自由なライフスタイルに憧れているのかを考慮し、その人に響く伝え方を選ぶと効果的です。

向上心があって上を目指していきたいという方に対しては、「自己成長」や「自分を高められる環境」などといった言葉が適しているかもしれません。

逆に、安定して稼ぎたい方には、「安定収入」や「継続的な報酬」というような表現をする方が良いでしょう。

相手に合わせた言葉を使うことで、テンプレのような勧誘文句にならないため、「またネットワークビジネスの勧誘か」とマイナスな印象を持たれる可能性も少なくなるでしょう。

相手のよく使う言葉やモチベーションの上がる要因などにも注目して、価値観を把握できると良いです。

自分の感情を込められる言葉を使う

ビジネスを勧める際は、自分の経験や気持ちを伝えることが大切です。

人が書いた文章よりも、自分の実体験に基づいた心から出る言葉の方が気持ちが入り、その熱量は相手に伝わります。

「この仕事を始めてから、時間に追われず、充実した日々を送れるようになりました」など、自分がどのように変化したかを語ることで、より親しみを感じてもらいやすくなります。

• 過去の自分の苦しかった感情
• ネットワークビジネスとの出会い
• ビジネスを始めておきたプラスの変化

これらを自分なりの表現で相手に伝えることが重要でしょう。

語彙力をつけて表現を豊かにする

勧誘が単調な言葉では相手に違和感を与えてしまうことがあります。それが勧誘文句に対してマイナスの反応を引き起こす要因にもなるでしょう。

使う言葉の幅を広げ、豊かな表現を心がけることが望ましいです。

語彙力を鍛えるためには以下のようにいくつかの方法があります。

• 日常的に自分が心を動かされた表現をストックしておく
• 内面描写の細かな作品 (本や映像など) に触れる
• 類義語を調べて言い換えられる表現を見つける

表現を豊かにするのは一朝一夕で身につくようなものではありませんが、日頃から意識することで少しずつできるようになるでしょう。

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめます。

ネットワークビジネスの勧誘文句の中には、誇張したり独特の言い回しにしたりすることで勧誘する側に有利な伝え方をするものも存在します。

また、近年はLINEをはじめとしたSNSでも勧誘は行われており、悪質なMLMの勧誘を見抜く力も大切になるでしょう。

ネットワークビジネスで勧誘を行う際には、相手を不快な気持ちにさせずテンプレ的な勧誘文句として受け取られるのを避けることが大切です。